運動すると“ごほうび”がもらえる①
しかし、わずか10分のウォーキングといっても、暑い、寒い、見たいテレビがある、体にいいのは判ってるけど何だか億劫など心理的ハードルはたくさんあります。
そんな時は、脂肪燃焼効果がどうだとか、ウォーキングは週に3回程度が理想的だとか、難しい理屈はひとまず忘れて、まずは運動量や内容、頻度ではなく、単純に「体を動かすと気持ちがいい(ごほうびがもらえる)」ことを頭と体に覚えこせましょう。
ごほうびは、何でもいいのです。
例えばウォーキングに行きたくなるような、オシャレなスポーツウエアとシューズを買う。ウォーキングの途中で見つけたカフェで美味しいケーキとお茶(ひとまずカロリーのことは忘れましょう!)。何kgダイエットに成功したら、旦那様や彼氏に新しいタイトめな洋服を買ってもらう。モチベーションが上がることなら何でもいいのです。
そうやって、最初はイヤイヤでもウォーキングに行けば、何だかご飯が美味しい、脚の筋肉やウエストが引き締まってきた、よく眠れるようになったなどのごほうびももらえます。パブロフの犬のように、「ウォーキングは楽しい」とインプットされたら、最も大変な“日々の暮らしの中に習慣化する”にみごと成功したわけですから、面倒や億劫という心理的ハードルはかなり低くなっています。ここまで来たら、回数を増やす、美しく正しいウォーキング・フォームの追求、目的とする体重減や消費カロリーの数値の設定、脚やウエストなど体のどこを引き締めたいかなど、次の目標を設定すればいいのです。