惰性で生きるのはよくありません
今日、朝起きてから今まで何をしたか、すぐ答えられますか?
朝は、×時に起きて。顔を洗ってトイレをすませる。何パターンかの定番組み合わせの洋服の中から、ジャケット、パンツ、バッグ、靴を身につけて出勤。同じ時間の電車で会社の最寄駅まで行き、顔なじみのファーストフードでいつもの定番メニュー。昼食を食べるのは、だいたい同じ店のローテーション。退勤後は、同僚や上司と馴染みの店へ行って疲れを癒す。
こんな風に思い出すのに何の苦労せず、一日の行動がスラスラ言える人は、「自分力UP」が必要かもしれません。
何故なら、朝起きてから寝るまで、あなたの生活は、まるであらかじめプログラムされたタイムスケジュールに従って動いているようなものだからです。まるで自動操縦ロボットのように何も考えず、判断しなくても、惰性で動き続けられるような生活になっている可能性が高いでしょう。もちろん「慣れ」は大切なのですが、全てがそれになってしまうのは問題ありです。昨日と同じ今日は、今日と同じ明日にしか繋がっていません。
例えば、出勤や退勤の道筋を変えてみると「ああ、こっちは、こんな景色なんだ」「おっ、道端に花が咲いていい香りだ」など、感性を刺激する新しい発見があるでしょう。あるいは、美味しいか不味いかは賭けですが、昼食は、前から気になっていた新しい店に行ってみる。アフターファイブは、前から気になっていた映画や美術展に行ってみる。
ほんの些細なことでけっこうですから、いつもと違う何かを始めてみて、それで楽しかった、面白かったと心が動けば、それが新しい明日への始まりです。明日を変えたいのなら、まず今日を変えましょう。